近鉄百貨店がソフトに外商申込をネットで開始 現状判明している内容を分析 入力内容も解説

近鉄百貨店の外商が 大丸松坂屋に引き続き ネットで外商の申込ができるサイトを公開しました 新たな外商顧客となる富裕層獲得を模索しているようです ターゲットを絞ったダイレクトメールに続き 今回はネット申込が可能となっています 近鉄百貨店外商申込みサイトの内容確認と分析を行ってみます

近鉄百貨店外商について

関西ではお馴染みの電鉄系百貨店で あべのハルカス に本店を構えています 近鉄百貨店は大阪と奈良に店舗を構えており 電鉄系だけあって アクセスが非常に便利です あべのハルカス近鉄本店を除き 小規模な地域密着系の百貨店が殆どです 一方 あべのハルカス近鉄本店は タワー館とウイング館を含めた総売り場面積が広大となっており 様々な顧客にターゲットを絞った品揃えとなっています

近鉄百貨店の外商カードは ハウスカードです 外商顧客になれたとしても 基本３つのランクがあり 暦年の買い物実績に応じて ランクが決まります このランクは外商優待やラウンジ利用に影響を及ぼします そのため 近鉄百貨店の外商顧客は 一定の買い物実績を維持する必要があるわけです

※ステータス横の☆は筆者おすすめ度

これまで近鉄百貨店の外商顧客になるためには 外商顧客の紹介 または 各近鉄百貨店の 外商お客様カウンター に直接訪問をし 外商顧客のための審査を依頼する必要がありました その後 一定のターゲットを絞り 外商担当者が各自宅訪問をしたり ダイレクトメール等で勧誘を行う方法が報告されるようになりました

今回ネットで申込み可能となりましたが 内容を確認すると ネット申込をし審査に通過すると 外商カードが送られてくるシステムではないことが判明しました 大丸松坂屋は ネット申込で外商審査が完結し 審査通過後に外商カードが送られてくる非常に優れたシステムとなっていますが 近鉄百貨店はどうもそうではなさそうです

以前 筆者は先にお伝えした 外商お客様カウンター に直接赴き 外商審査をお願いして外商顧客となりました その際に渡された紙の一部が上の画像です ネット申込はかなりシンプルになっていましたが 基本 これと同じような内容と理解しています つまり ネットで申込を行い 内容が近鉄百貨店側の外商基準を満たすものであれば 正式な外商申込が行われるという感じです
それでは 申込のフォームを見ていきましょう

外商のネット入会申込について

近鉄百貨店の外商申込フォームは 下の画像リンクから進めることができます サイトでは 近鉄の外商についてや 外商カードができるまで等 シンプルな説明です あまり詳細な内容は記載されておらず 質問等があれば メールで受付を行っているようです この審査にはおよそ1ヶ月程度の時間を要するようです

今回は次に続く申込みフォームをいくつかのブロックに分けて 内容を分析していきます

オープニング

近鉄百貨店 外商部お得意さま会員の入会案内画面から 「ご入会申し込みはこちら」をクリックすると以下のような画面へと続いていきます
近鉄百貨店の外商口座開設の目安として「入会審査基準」が記載されています

「申し込みフォームはこちら」をクリックし「近鉄百貨店外商部お客様ご入会お申込フォーム」へと進んでいきます
経験則でのお話となりますが 入会審査基準の目安や入会申込フォームから考察すると 収入はさておき 外商審査通過の目安は職業に大きな比重を置いているのでは 考えています

近鉄百貨店の外商申込フォームは スクロールをしてすべての項目に入力を行なうものです 一画面にて申込みは完了する設計となっています 入力が終わり 最後にある「入力内容を確認」ボタンを押すと これまで入力してきた内容の確認画面となり 次の選択は送信となります
つまりこの一画面に心血を注がなくてはいけないという訳です

申込者基本情報と職業

まずは基本的な情報入力が必要です 連絡が付きやすい電話番号や正確な住所等を入力します こちらの入力フォームは 必須項目に正しく入力ができていないと エラーが出て確認画面に進めませんので注意が必要です
また郵便番号を正しく入力すると 自動で住所の一部が表示されますので 住所項目の入力の際は 郵便番号から入力することをおすすめします

続いて職業についてです ここからが外商審査の重要項目と考えられます 以下の画像では職業が選択式になっています

• 会社員
• 会社役員
• 公務員
• 自営業
• 主夫／主婦
• アルバイト
• 学生
• その他

会社員

会社に雇われている人を指します 会社名が非常に重要視されると予測しますので 次のステップの 勤務先や役職をしっかりと記載することをおすすめします

会社役員

株式会社や有限会社といった会社をご自身またはご家族が経営しており その会社の代表取締役や取締役に就いている人を指します つまり会社の社長だけではなく その会社の取締役（役員）すべてを指します
もちろん 家族経営等ではなく 全くの第三者が会社の役員に任命されている人も同様に会社役員となります

自営業

ここでの自営業は 個人事業主としての位置づけがわかりやすいです 確定申告で 「事業所得」や「雑所得」を申告している人です 法人化していない 士業もこのグルームで良いと考えます

その他

いずれの選択肢にも属さない場合はこちらを選択します 年金で暮らしている方もこちらで良いでしょう 不動産所得がある場合も 「その他」を選択するのも良いと考えます
「その他」を選択すると「その他の詳細」という項目が出てくるので 収入源等を詳細に記載するのも良いでしょう

住まいと勤務先詳細

現在住んでいる家の形態と勤務先についてです このブロックでは 勤務先が非常に重要ではないかと考えます
「お住まい」の項目は 今住んでいる家が 購入したものか そうでないかに別れます 家が複数ある場合は 現在住んでいる家で回答をして良いと考えます

年収はプルダウン形式となっており 選択式です 年収は多いにこしたことはありませんが あくまでも自己申告なため それほど重要視はされていないと思います 重要視すべきことは 職業や勤務先の役職等による 年収の整合性だと考えます

勤務先の住所 または 自営業者の店舗等の場所は正しく記入が重要です ネット等でも検索される可能性もありますので 不明瞭な記載は審査通過の妨げになると考えます

勤続年数・役職と家族形態

勤続・自営年数については 会社づとめの方は その会社に何年勤めているか（会社役員も含む）を入力し 自営業者は個人事業者であり 何年事業を行っているかを入力します

役職の選択は重要です 必ず役職がある方は 正しく選択をするべきと考えます
会社でお勤めの方は 「管理職」であるか「一般社員」であるかの選択のみです 管理職の場合 「部長級・課長級・その他」の中から現在の役職に最も適しているものを選択します

配偶者の「あり・なし」の選択と 申込者を除く 同居の家族人数を入力し 申込みフォームは完成となります
最後の「ご案内担当者名・キャンペーンコード」は 一応必須項目となっていますので 「無し」と指示通り入力です

規約の確認と同意

最後は規約の確認と同意です 「外商お得意様口座および近鉄クレジットカード会員規約」はスクロールで全文を読むことができます 規約内容を確認し 「入力内容を確認」ボタンで次へ進みます
これまで入力した内容に間違いがなければ 近鉄百貨店外商部へ入力内容を送信し 申込みは完了となります

まとめと解説

近鉄百貨店の外商申込みフォームを見る限り 最低限度の情報入力箇所しかないことが分かります また 外商顧客になった際の引き落とし口座の入力箇所もないことから 一旦入力内容を近鉄百貨店の外商部が精査し 外商口座開設が可能な申込者に対してのみ 更なる案内を提供するのだと推察できます

今回の入力内容からわかることは 申込者の主だった収入源の着目です つまり どのような職業（勤務先や資格）で信頼性（役職や勤続年数）がどの程度あるかに着目しているのだと考えます
先にもお伝えしましたが 収入に関しては あくまでも自己申告なため あまり重要視されていないと思われます それよりも 選択された収入源が 職業や信頼性 と どの程度整合性があり 外商顧客として相応しいかという点に着目しているのではと 筆者は考えています

【外商審査】百貨店外商審査のポイント

上記のリンクは外商審査のポイントをまとめた記事です 裏を読めば 外商審査の内容も読めてくるかもしれません 申込み前に是非一読ください
近鉄百貨店の外商審査に通過されましたら 是非ご一報ください

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