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高野山総持院 宿坊に泊まってみよう 宿坊初心者に伝えたい宿泊のススメ 快適なお部屋をご紹介

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2023年9月3日パン粉玉運営本部

和歌山県にある世界遺産 高野山は皆さんはご存知だと思います とても沢山お寺があります!本日は精進料理がとても美味しい『総持院』をご紹介します 今回は宿坊の泊まり方もご紹介します 宿坊のステイは少し考え方を変える必要があります 宿坊初心者向けのアドバイスもまとめてみました

総持院とは

正式名称は「高野山別格本山 總持院」です 宿坊初心者向けだと思います 更にオススメは食事が美味しいことです なんと雁屋哲作 花咲アキラ画の「美味しんぼ」103巻と106巻で当時の精進料理が紹介されています 実際に頂きましたがとても美味しかったです

総持院

和歌山県伊都郡高野町高野山143
0736-56-2111

関西空港駅から約3時間

金剛峯寺前下車 徒歩5分

レンタカーで行くのもよしですが 道が狭く急勾配です 運転に自身がある方は便利な手段だと思います 基本は南海高野線の最終駅「高野山駅」からバスかタクシーが便利です

高野山麓から 20キロ先のファミリマートの看板

高野山宿坊の泊まる前に

高野山にだけ限ったことではないのですが 宿坊の口コミがあまりにも酷評すぎることに気が付きます おそらく宿坊を知らない多くの方々は 一般的な民宿や旅館に宿泊する感覚ではないかと考えます この点が大きな間違いであり 口コミサイトの酷評に繋がっていると思われます ではどのように考えて宿坊に泊まれば良いのでしょうか?

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宿坊の基本

最近の宿坊は若干様変わりしています 特に高野山は世界遺産に認定されたため 多くの海外の方を受け入れています そのため以前の宿坊と比較すると 初心者の方も滞在しやすくなっているといえます
ここでは宿坊初心者の方が驚く 高野山宿坊の特徴を下にまとめてみました

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  • トイレ共同
  • 冬は強烈に寒い
  • 部屋の鍵がない
  • 壁が薄い
  • 布団で腰がやられる
  • 腹が減る
  • 宿泊費以外にお金を要求される

これらについては後ほど解説させてもらいます もちろん宿坊には沢山のメリットや楽しみどころがあります 以下にまとめてみました

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  • 歴史体験
  • 非日常体験
  • 芸術鑑賞
  • ありがたいお話が聞ける
  • 野生動物に出会える(うぐいす・たぬき・キツツキ)
  • 厄払いができる
  • 写経や座禅の体験
  • 朝のおつとめ参加
  • 精進料理を堪能
  • 護摩行体験

宿坊体験は本当にメリットが多いです 歩くだけで歴史に触れることができます また 手つかずの自然も多いため 都会では味わえない経験も得られます 宿坊滞在では様々なイベントがあり 写経 座禅や護摩行等 積極的に参加すれば良い経験になるでしょう

宿坊の勘違い

宿坊の口コミを見ているととても残念に思うことが多々あります 皆さんも既に様々な口コミをみたり 旅行記をみたりしていると思います 口コミが酷すぎる 大丈夫だろうかと不安になっている方も多いのではないでしょうか?まずは宿坊とは どのような宿泊施設なのかを理解することが重要だと考えます

  • 全くホスピタリティーを感じない
  • 住職の態度が悪い
  • 広間で寝転んでいたら追い出された
  • ご飯が不味い
  • 宿坊は貴方が認識しているホテルではありません
  • 貴方の礼儀に問題があったと思います
  • 休憩をしたければ一声かけなさい
  • 精進料理とはそいういうもんです

昔は今のように高野山を日帰りで往復することはできませんでした 京都からでも1週間はかかったそうですよ そんな人々のために宿泊場所をお寺が提供してあげていたという歴史が宿坊にあるんです
つまり私達は 宿坊に泊まりに行くではなく『宿坊に泊めていただく』ことになる訳です

「泊めていただきありがとうございます」という気持ちを忘れてはいけないということです その気持があれば 宿坊は 快く皆さんを歓迎をしてくれるはずです
先にお伝えしました「宿坊初心者の方が驚く 高野山宿坊の特徴」が少し理解できたのではないでしょうか?粗末なものでも ありがたく泊めていただくのが宿坊の醍醐味です 共同トイレであっても夜の恐怖を楽しみましょう 精進料理は彼らの食事を分けていただいているだけです(現在は違います)つまりこれらのトータルが宿坊というわけです

過去にはこんな料金表を案内されたことがあり驚いたことがあります 一般的には 3千円〜1万円程度の金額を支払い拝んで頂く流れとなります 個人的には無宗教なため チップみたいなものとして考えています もちろん断ることも可能です
現金のみとなっているため ある程度 宿泊前に金額を決めておいて 準備しておくことをおすすめします

本日は 初心者におすすめの宿坊をご紹介します

初心者おすすめ総持院

高野山にある「総持院」は 初心者にとても優しい宿坊です 先程ご紹介した一般的な宿坊とは違い まるで旅館のような快適さを提供してくれます トイレも部屋にあります ゆとりある部屋の作り 冷暖房完備 冷蔵庫まであるという嬉しい対応です

総持院のお部屋

宿坊とは思えないほど快適で広くキレイなお部屋でした このお部屋を2人で利用させてもらえました お部屋の中をいくつかご紹介させてもらいます 高野山の宿坊にいくつか泊めてもらったことがありますが 一番快適だと感じています 何度もお伝えしていますが このお部屋であれば宿坊初心者にも安心と思われます

お部屋は2階です 日差しもしっかりと入ってきて とても明るいです テレビも置いてありました(テレビがない宿坊もある)お風呂はお部屋にありませんが 同じフロアにとてもキレイな浴場があります お部屋の名前は『草堂』です

ペットボトルの水が2本 歯ブラシが置いてありました 画像を見ておわかり頂けたと思います シンプルなお部屋ですが とても快適空間ですよね
次は宿坊の外観を見てみましょう

総持院の内部

高野山のお寺は とても長い歴史があります 深く刻まれた その歴史は 何をみても素晴らしいです 癒やされる空間でもあります 滞在中は可能な範囲で探索してみてください きっと様々な発見があるはずです
ここでは 総持院の周辺や内部をご紹介します

表通りから外れているため 総持院周辺はとても静かです 駐車場があるので 車での訪問も可能です
壇上伽藍付近までは 余裕の徒歩圏内です 金剛峯寺へも徒歩圏内です 奥の院まではバス等での移動が便利です

チェックインの時間どおりに訪問すると 客間のようなところに案内されます 宿泊に必要な手続きをして 丁寧にスタッフさんに部屋へ案内して頂きます 皆さんとても親切丁寧に対応してください

総持院はチェックインをする際に「祈祷や先祖供養」についての説明がありました 宿坊によって聞いてくるタイミングは様々です 今回のようにチェックイン時や夕食後が多いです 筆者は 宿坊に訪れる際は すぐに出せるように現金を準備しています 金額は人それぞれといった感じです 我が家は毎回5千円ぐらいです
お布施をすると 朝のおつとめ時に拝んでくださいます 御札やお守りをいただけたりするので 記念になると思います
因みに朝のおつとめは6時からです 朝早いですが とても良い経験になるので出席をすることをおすすめします

総持院の精進料理

総持院で出される精進料理は 絶対一度は食べた方が良いです 最近は高野山の宿坊で出される精進料理はどこも外注だそうです つまり近所の料理店から作ったものを仕入れているだけ
総持院はなんと専属の料理人が作っているとのこと!漫画「美味んぼ」でも紹介されています ここでは夕食と朝食をご紹介します

夕食の精進料理 八寸

夕食

精進料理の中でも高野山で楽しめるのは『ごま豆腐』『高野豆腐』『湯豆腐』です ベジタリアンフードではありますが ここまで丁寧な精進料理を食べたことはありません 見栄えも良く 一つひとつが丁寧です

朝食

朝食は煮物が印象的でした とても味付けも良く 熱々湯豆腐と美味しく朝から頂けました 量は確かに少ないですが どこかの京都の旅館で朝食を食べている気分にもなるくらいです

まとめ

宿坊とは結構シビアな宿泊施設です ホテルや旅館の感覚で泊まると 思わぬところに落とし穴があります なので宿坊の基礎知識は最低でも頭に入れて泊まって欲しいです
今回は宿坊初心者に優しい宿坊「総持院」をご紹介しました お部屋もキレイで 食事も美味しいのは既にこれまでの記事でご理解いただけと思います

最後になりましたが 精進料理は若干少なめ 小腹が減ったら中華飯店「ミッチー」に行ってみてください 総持院から10分ほど歩くとファミリマートもあります

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