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近鉄百貨店がソフトに外商申込をネットで開始 現状判明している内容を分析 入力内容も解説

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2023年9月3日パン粉玉運営本部

近鉄百貨店の外商が、大丸松坂屋に続き、ネットで外商の申し込みができるサイトを公開しました。
新たな外商顧客となる富裕層の獲得を模索しているようです。

これまでのターゲットを絞ったダイレクトメールに加え、今回はネット申し込みが可能となりました。
近鉄百貨店外商申し込みサイトの内容確認と分析を行ってみます。

近鉄百貨店外商について

関西ではお馴染みの電鉄系百貨店であり、あべのハルカスに本店を構える近鉄百貨店。
大阪と奈良に店舗を展開し、電鉄系ならではのアクセスの良さが特徴です。

あべのハルカス近鉄本店を除くと、小規模な地域密着型の百貨店がほとんどですが、あべのハルカス近鉄本店は別格
タワー館ウイング館を含めた総売り場面積が広大で、様々な顧客層に向けた品揃えが展開されています。

近鉄百貨店の外商カードはハウスカードです。
外商顧客になれたとしても、基本的に3つのランクがあり、暦年の買い物実績に応じてランクが決まります。

このランクは、外商優待やラウンジの利用に影響を及ぼすため、一定の買い物実績を維持する必要があるのが特徴です。

ステータス
シルバー

普通商品購入は特定日以外は一般客と同じ扱い 優待率(5%と10%)が複雑なため購入時確認が必要
セール品・食品・レストランは完全に除外
一部駐車場は優待が受けられるメリットがある

任意の暦年期間 50万円以上買い物で翌年から『ゴールド昇格』

ステータス
ゴールド

ゴールドになって始めて一般的な「百貨店の外商カードレベル」に到達
各売り場での10%優待 セール品は一定の優待が受けられるようになる
一番コスパが良いステータス

任意の暦年期間 100万円以上の買い物を2年継続で翌々年から『プラチナ昇格』

ステータス
プラチナ

外商優待は『ゴールド』と同じ お廻しなどの外商優待の待遇あり
『外商サロン』が利用可能となる

※ステータス横の☆は筆者おすすめ度

これまで近鉄百貨店の外商顧客になるためには、既存の外商顧客からの紹介を受けるか、各近鉄百貨店の「外商お客様カウンター」へ直接訪問し、外商顧客の審査を依頼する必要がありました。

その後、近鉄百貨店は一定のターゲットを絞り、外商担当者が各自宅を訪問したり、ダイレクトメールなどを活用した勧誘を行う方法が取られるようになりました。

今回、ネットでの申し込みが可能となりましたが、内容を確認すると、ネット申し込み後に審査を通過すれば外商カードが送られてくる仕組みではないことが判明しました。

大丸松坂屋では、ネット申し込みだけで外商審査が完結し、審査通過後に直接外商カードが送付されるという非常にスムーズなシステムが採用されています。

しかし、近鉄百貨店のシステムはそれとは異なるようです。

以前、筆者は外商お客様カウンターに直接赴き、外商審査を依頼して外商顧客となりました
その際に渡された書類の一部が、上の画像にあるものです。

ネット申し込みはかなりシンプルになっていましたが、基本的な内容はこの書類と同じと理解しています。
つまり、ネットで申し込みを行い、その内容が近鉄百貨店の外商基準を満たしている場合、正式な外商申し込みが進められるという流れです。

それでは、申し込みフォームの内容を詳しく見ていきましょう。

外商のネット入会申込について

近鉄百貨店の外商申し込みフォームは、下の画像リンクから進めることができます。

サイトでは、近鉄の外商サービスについて外商カードが発行されるまでの流れなどがシンプルに説明されています。
しかし、詳細な内容はほとんど記載されておらず、質問がある場合はメールでの問い合わせ対応となっているようです。

また、審査にはおよそ1ヶ月程度の時間を要することが明記されています。

今回は、申し込みフォームの内容をいくつかのブロックに分けて、その詳細を分析していきます。

オープニング

近鉄百貨店外商部お得意さま会員の入会案内画面から、「ご入会申し込みはこちら」をクリックすると、次の画面へ進みます。

この画面では、近鉄百貨店の外商口座開設の目安として、「入会審査基準」が記載されています。

「申し込みフォームはこちら」をクリックすると、「近鉄百貨店外商部お客様ご入会お申込フォーム」へと進みます。

経験則からの考察になりますが、入会審査基準の目安や入会申込フォームの内容を見る限り、外商審査通過のポイントとして職業が大きな比重を占めているのではないかと考えられます。

収入の多寡よりも、安定した職業や社会的信用のある職種が重視されている可能性が高いと推測できます。

近鉄百貨店の外商申込フォームは、スクロールして全ての項目を入力する形式になっています。
申し込みは一画面で完結する設計となっており、入力が終わると、最後にある「入力内容を確認」ボタンを押して確認画面へ進みます。

確認画面では、これまで入力してきた内容をチェックし、問題がなければ送信する流れとなります。
つまり、この一画面の入力内容が審査結果を左右するため、慎重に記入する必要があるということです。

申込者基本情報と職業

まずは基本的な情報入力が求められます。
連絡が付きやすい電話番号正確な住所などを入力する必要があります。

この入力フォームでは、必須項目に正しく入力できていない場合、エラーが表示されて確認画面に進めないため、注意が必要です。

また、郵便番号を正しく入力すると、一部の住所が自動表示される仕組みになっています。
そのため、住所を入力する際は、まず郵便番号から入力することをおすすめします。

続いて職業の入力についてです。
ここからが外商審査において重要な項目と考えられます。

入力フォームでは、職業が選択式になっており、選択肢の中から自分の職業に該当するものを選ぶ形になっています。

  • 会社員
  • 会社役員
  • 公務員
  • 自営業
  • 主夫/主婦
  • アルバイト
  • 学生
  • その他

会社員

会社に雇われている人を指す項目では、勤務先の会社名が非常に重要視されると予測されます。
そのため、次のステップである勤務先名や役職を正確に記載することが重要です。

特に、企業の規模や業種、社会的信用度が審査に影響を与える可能性があるため、勤務先情報はしっかりと入力することをおすすめします。

会社役員

会社役員の項目では、株式会社や有限会社を自身または家族が経営し、その会社の代表取締役や取締役に就いている人を指します。

つまり、会社の社長だけでなく、取締役(役員)全般が対象となります。
また、家族経営に限らず、第三者として会社の役員に任命されている場合も、会社役員に該当します。

自営業

ここでの自営業は、個人事業主としての位置づけがわかりやすいです。

具体的には、確定申告で「事業所得」や「雑所得」を申告している人が該当します。
また、法人化していない士業(弁護士・税理士・司法書士など)も、このカテゴリーに含まれると考えられます。

その他

いずれの選択肢にも該当しない場合は、「その他」を選択します。
年金で暮らしている方も、こちらを選ぶのが適切でしょう。

また、不動産所得がある場合も、「その他」を選択するのが妥当と考えられます。
「その他」を選択すると、「その他の詳細」という入力欄が表示されるため、収入源などを具体的に記載するのが望ましいでしょう。

住まいと勤務先詳細

現在住んでいる家の形態勤務先についての入力が求められるブロックです。

この中でも、特に勤務先の情報が審査において重要視される可能性が高いと考えられます。

「お住まい」の項目では、現在住んでいる家が購入したものか、そうでないかを選択する形になっています。
もし複数の家を所有している場合は、実際に居住している家を基準に回答するのが適切でしょう。

  • 家を購入(ローンを含む)名義で判断 自己所有家族所有
  • 毎月家賃を支払っている場合は賃貸
  • 勤めている会社が家賃契約をし 従業員がそこに一定の補助を受けて住んでいる場合は社宅

年収の入力はプルダウン形式の選択式です。

年収は多いに越したことはありませんが、自己申告であるため、それほど重要視されていないと思われます。
重要視すべきことは、職業や勤務先の役職等による年収の整合性だと考えます。

  • 勤務先(名称)は 株式会社等を含めて正式名称で記載する(○○株式会社等)
  • 屋号とは 主に個人事業者で 事業所の名前となります(○○ショップ・○○事務所等)

勤務先の住所、または自営業者の店舗等の場所は正しく記入することが重要です。

ネット等で検索される可能性もあるため、不明瞭な記載は審査通過の妨げになると考えられます。

勤続年数・役職と家族形態

勤続・自営年数については、会社勤めの方は、その会社での勤務年数(会社役員も含む)を入力し、自営業者は、個人事業として何年事業を行っているかを入力します。

役職の選択は重要です。必ず役職がある方は正しく選択するべきと考えます。

会社勤めの方は、「管理職」か「一般社員」のどちらかを選択する形式です。
管理職の場合は、「部長級・課長級・その他」の中から、現在の役職に最も適したものを選択します。

  • 代表者とは個人事業(自営業者)の経営者 つまり代表者を指します
  • 役員とは 法人 つまり株式会社等がつく会社の取締役全員を指します(代表取締役や取締役)

配偶者の「あり・なし」を選択し、申込者を除く同居の家族人数を入力すると、申し込みフォームは完成となります。

最後の「ご案内担当者名・キャンペーンコード」は必須項目となっているため、指示通り「無し」と入力します。

規約の確認と同意

最後は規約の確認と同意です。

外商お得意様口座および近鉄クレジットカード会員規約」は、スクロールして全文を読むことが可能です。
規約内容を確認したうえで、「入力内容を確認」ボタンを押して次へ進みます。

これまで入力した内容に間違いがなければ、近鉄百貨店外商部へ入力内容が送信され、申し込みが完了となります。

まとめと解説

近鉄百貨店の外商申し込みフォームを見る限り、最低限の情報入力箇所しか設けられていないことが分かります。

また、外商顧客になった際の引き落とし口座の入力項目がないことから、一旦入力内容を近鉄百貨店の外商部が精査し、外商口座開設が可能な申込者にのみ、次のステップとして詳細な案内が提供されると推察できます。

今回の入力内容からわかることは、申込者の主だった収入源に着目しているという点です。
つまり、どのような職業(勤務先や資格)に就いているか、信頼性(役職や勤続年数)がどの程度あるかが重要なポイントだと考えられます。

先にもお伝えしたように、収入に関しては自己申告であるため、それほど重要視されていないと思われます。
それよりも、選択された収入源が職業や信頼性とどの程度整合性があり、外商顧客として相応しいかに着目しているのではないかと、筆者は考えています。

上記のリンクは、外商審査のポイントをまとめた記事です。
記事をよく読めば、外商審査の内容についても理解できるかもしれません。
申し込み前に、ぜひ一読することをおすすめします。

もし、近鉄百貨店の外商審査に通過されましたら、ぜひご一報ください。

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