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【高島屋大阪店ウォッチメゾン 2025年改装】外商VIP空間の進化と「メンバーズサロン」待遇の格差

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2023年9月3日パン粉玉運営本部

2025年、高島屋大阪店にあるサロンエリアが一部リフレッシュされました。スイスホテル南海大阪5階のこのフロアの改装は、顧客の待遇差を明確にするものです。

まず、外商お得意様サロンはよりエレガントに刷新されました。加えて、従来の外商顧客の中でも特に上位顧客向けのエクゼクティブサロンが新設され、外商顧客内の差別化が図られました。

一方で、長年親しまれた(カード)メンバーズサロンは移設により環境が大きく様変わりしました。本記事では、この改装によって露(あら)わになった外商顧客とカードメンバーの格差、そして外商顧客内の新たなランク付けをレポートします。

新設!エクゼクティブサロンは究極の「特別空間」へ

以前メンバーズサロンがあった場所に、エクゼクティブサロン(VIPサロン)が突如として姿を現しました。
スイスホテル南海大阪5階のこのフロアにおいて、その入口は誰もが認識できるものの、内部は非常にシークレット感があり、まさに選ばれた顧客のための空間であることを物語っています。

筆者は入室できませんが、何度かスタッフに案内されて中へ入っていく方を見かけました。入室の際は、扉の右横にあるメンバーズ受付のスタッフに声をかけ、案内を受ける必要があると思われます。

さて、このエクゼクティブサロンに入室するためには、どのような資格が必要なのでしょうか。外商担当者から聞いた情報によると、世間一般に噂されている謎のカード「VIPカード」ホルダーが入室できるとのことです。
この「謎のカード」の正体は、高島屋の外商カードの利用状況に基づき、一定の条件をクリアした顧客に送られるインビテーションであるとされています。

興味深いのは、この「一定の条件」が、百貨店側ではなく、カード会社独自の条件である点です。そのため、高島屋の外商カードを高島屋でクレジット決済しない限り、インビテーションは送られてこない仕組みになっています。対象となる具体的な利用金額については、もちろん明確には公表されていません。

この新設サロンは、外商顧客の中でも上位層を明確に優遇し、特別な待遇を提供するという、高島屋の新たな戦略を象徴していると言えるでしょう。

エレガントさが増した「外商お得意様サロン」

次に、すべての外商顧客が利用できる「外商お得意様サロン」を見ていきましょう。サロンはスイスホテル南海大阪5階の同じ場所にあり、改装後もその場所は変わりません。

今回のリフレッシュでは、設備が若干古くなっていたため一新され、全体的に明るくよりエレガントな雰囲気に改装が行われていました。大きな構造上の変更はありませんが、サロン内には大型モニターが新設され、提携会社の内容やイベント紹介などが放映されています。

重要な点として、この外商お得意様サロンには、サービスの変更や改悪は見られません。提供スタイルも以前と変わらず、入室時にコインを渡されてドリンクマシーンで飲み物を購入する形式を維持しています。また、以前から設置されている女性トイレとメイクルームも引き続き利用可能です。

この改装により、外商お得意様サロンは、一般のカードメンバーズサロンとの差別化を維持しつつ、外商顧客にとって変わらず快適で質の高い休憩・商談スペースであり続けていると言えます。

衝撃の移動…メンバーズサロンは「休憩エリア」に降格?

今回の改装で最も大きな変化、そして事実上の「格下げ」があったのは、一般のタカシマヤカード会員などが利用できる(カード)メンバーズサロンではないでしょうか。

以前、メンバーズサロンは独立したスペースが設けられており、椅子などの設備は外商お得意様サロンより質が劣るものの、ゆったりとしたスペースで落ち着いて過ごせる空間でした。
しかし、その元の場所はエクゼクティブサロンメンバーズ受付エリアに刷新され、メンバーズサロンはフロア内の全く別の場所へと追いやられてしまいました。

フロアマップを見れば一目瞭然ですが、大きく場所を移動した結果、与えられたスペースは大幅に狭くなっています
最も衝撃的なのは、その構造です。以前のような独立した部屋ではなく、フードコートのようなオープン形式となり、ウォッチメゾンの通行人から丸見えの状態です。
落ち着きを与えるパーテーションなどの目隠しがないため、まるで通路の途中に設けられた一時的な休憩エリアのような雰囲気になってしまいました。

利用スタイルは、受付でカードを見せる従来の形式を維持しています。飲み物は従来通り自由に飲めるスタイルですが、外商お得意様サロンのような選択肢の豊富さはありません。ちなみに、外商顧客はこのメンバーズサロンと外商お得意様サロンの両方を利用することが可能です。

新しく上質な空間が設けられる裏側で、長年サービスを支えてきたメンバーズサロンがこのような扱いになったことは、カードメンバーと外商顧客の待遇の差が明確になった象徴的な出来事と言えるでしょう。

進む「顧客ランク」による明確な差別化。外商顧客が考えるべきこと

今回の高島屋大阪店ウォッチメゾンフロアのサロンエリア改装は、外商顧客メンバーの待遇の差、そして外商顧客内のランク分けが、空間として明確に可視化された結果と言えます。

外商お得意様サロンがよりエレガントに、そしてエクゼクティブサロンという最上級の特別空間が新設された一方で、メンバーズサロンは、通行人から丸見えで落ち着かないオープンエリアへと実質的に追いやられました。

この改装で露わになったのは、単なるサービスの質の差ではなく、高島屋が一定の基準で異なる待遇差を設けようとする点です。これまでは、外商顧客であればそれなりの待遇が平等に得られたこともありましたが、近年、百貨店側も様々な外商顧客に対する改革が行われている傾向があると感じます。

実際、大阪の他百貨店でも、買い物実績に応じて外商サロン(ラウンジ)の利用権利の違いや招待される催事が異なる状況が起こっています。サービスの質にも差が生じてきていると考えるべきでしょう。

ただただ、外商顧客であれば良いという時代は、終わりつつあるのかもしれません。
皆さんはどのように捉えられるでしょうか?

最後になりましたが、改装前はメンバーズサロンに併設されていたメンバーズ受付は、今回独立した空間となりました。

ここでは、駐車場優待の手続きや、購入品の荷物の預かりに対応してもらえます。特に、冷蔵品の預かりも可能ですが、保管場所の数が限られているため、冷蔵商品を購入した際は、なるべく早めに預けるのが賢明です。

外商顧客は外商お得意様サロンでも駐車場優待が受けられます

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