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2023年9月3日パン粉玉運営本部

底辺の外商顧客。
つまり、年間の買い物総額が少額の外商顧客を指します。
外商担当者がある日突然いなくなり、SNS担当者に振り分けられた人たちは、果たして「底辺の外商顧客」なのでしょうか?
「底辺の外商顧客」の位置づけとはいったいどのようなものなのか、またその脱却基準について、筆者独断と偏見で考察を行ってみました。
底辺外商顧客の位置づけと脱却
「底辺外商顧客」──これは筆者が勝手に考えた言葉です。
ただ、この言葉の意味を説明しなくとも、多くの方が理解すると予測します。皆さんはどのように解釈するでしょうか?

我が家は買物額が少ないから
そう、漠然とではありますが、「一定の期間における『買い物額』」を想像し、「底辺外商顧客」を理解するのだと思います。では、その『買い物額』とは具体的にはいくらなのでしょうか?
実は、百貨店によってその金額に違いがあると考えています。また、これらを理解することにより、「底辺外商顧客」脱却の糸口もあると思われます。
ちょっと面白そうなので考えてみましょう。

外商担当者がSNS担当者に変わる日
現在、多くの外商顧客は、担当者がいなくなり、LINEやメッセージアプリを利用したやり取りに変更されていると思います。そういった連絡をハガキや郵便で受け取った方は、がっかりしたのではないでしょうか?
「もしや私は『底辺外商顧客』!?」と、隅っこに追いやられた気分になったことでしょう。
ただ、筆者これに関しては「がっかりする」必要はないと考えています。以下の記事を読めば理解いただけるでしょう。
関西の百貨店が、「外商」と呼ぶ富裕層向けサービスで若い顧客の開拓に乗り出している。共働き世帯など購買力の高い40代以下を対象に、SNS(交流サイト)の活用など年代に合わせた接客方法を導入。
2022年10月25日 日本経済新聞
大手百貨店の個人外商売り上げの伸びが続いている。(中略)デジタルを活用したネットワーク化、ダイレクトマーケティングを通じて、若年層らの新たな顧客開拓につなげる。
2023年1月13日 繊研新聞
『若い顧客の開拓』=世代交代
『デジタルを活用(SNS)』=現代の付き合い方
百貨店業界も、顧客の世代交代が生き残りの鍵となっているのではないでしょうか。これまでの外商顧客も大切ですが、次の時代を担う外商顧客の獲得も必要です。コロナを契機に、一気に加速したのだと思います。
若い世代にも「富裕層」は存在しています。しかしながら百貨店は、従来通りの付き合い方では、埋もれた原石顧客をダイヤ(百貨店にとって良い外商顧客)にすることはできないと考えたのでしょう。

それが『SNS』の活用だったみたい
SNS担当者になってしまった方は、冷静に考えてみてください。SNSの方が良いのではないでしょうか?
使い勝手が良いと思うのです。

ロレックスって外商通して買えますか?(買えません) ♪(直球)
SNSをうまく活用すれば、面と向かって聞きにくいことも聞きやすいと考えます。私たちであれば、SNSは使いこなせることは間違いないでしょう。
つまり、貴方は百貨店業界の外商(優良)顧客獲得の戦略下にいる人だったということになります。
よって筆者は、SNS担当者に振り分けられたからといって、その外商顧客は「底辺外商顧客ではない」と位置づけているのです。
底辺外商顧客脱却の必要性
私は外商顧客の「底辺なのか」「底辺でないのか」──それが重要か重要でないかは、人それぞれかと思います。

「なかなか手に入らないモノを手に入れたい」「高額商品をもっとお得に買いたい」「情報がもっと欲しい」「良い商品の提案が欲しい」──百貨店の外商との付き合いは幅広いものです。
筆者も考えるに、歳をとった時に家のことや老後のことを相談したいなと考えています。
若い頃のように動き回ることができないので、気軽に相談し、百貨店を通して買い物ができたら良いなと考えている次第です。
有名ブランドは無理ですが、高額商品は外商優待以上の優待、つまり割引も可能です。発売前の商品を見ることも可能です。百貨店との付き合い方次第では、一定の人たちはより生活が豊かになるかもしれないと考えています。
早い段階で身の丈に合った百貨店を見つけて付き合いを深めていくのも良いのではないでしょうか。
以上のことから、「底辺外商顧客」脱却の必要性もありかなと考えています
底辺脱却とボーダーライン
百貨店の外商、「底辺脱却」と言うのは簡単ですが、具体的な脱却を定義しようとすると、もう少し熟考が必要ですね。

とりあえず百貨店で3,000万円を使おうか?
それができれば、速攻で底辺脱却でしょうね。しかし、金は湯水のごとくございません。まず、そのボーダーを考えるのが先決でしょう。
「底辺外商顧客」の基準はどこにあるのでしょうか? 皆さんはすでにお分かりですよね。
「年間お買上額」とは、百貨店が指定する『一定期間』における百貨店内での『買い物積算額』を指しています。

じゃ〜ボーダー金額はいくらなの!
やはり誰もが知りたいのは、底辺脱却の具体的な金額でしょう。意外とそれは簡単なところに答えがありました。
「ラウンジの利用権利」です。各百貨店は外商顧客が利用できるラウンジを設けています。そのラウンジを利用するためには、各百貨店が定める年間お買上額をクリアすることが必要です
調査をすると百貨店の規模や外商顧客人数によって大きく差がありました
現在筆者が保有する外商のみですが下記にまとめてみました
阪急阪神百貨店 | 近鉄百貨店 | 京阪百貨店 | |
---|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() | |
年間買物額 | 300万円以上※1 | 100万円✕2年 | 150万円 |
ラウンジ名 | クリスタルサロン | プラチナサロン | お得意様サロン |
外商種類 | 準ハウスカード | ハウスカード | ハウスカード |
年会費 | 無料※2 | 無料 | 無料 |
上の表を見て分かるように、百貨店規模に応じて、ラウンジ利用権利を取得できる「年間買い物額」が比例していると感じ取れます。
阪急阪神百貨店のクリスタルサロンは特徴的です。
ラウンジ利用権利の人数を絞っているため、「年間買い物額」上位からカウントしていくそうです。
ここに記載している300万円は単なる目安であり、300万円をクリアしたとしてもクリスタルサロンを利用できるとは限らないそうです
底辺外商顧客のボーダーラインが「ラウンジ利用権利」を得られる「年間買い物額」だと定義するのは、いささか強引と言われるかもしれません。
しかし、逆の視点──つまり百貨店サイドから考えれば、それほど強引ではないと思えます。百貨店にとって「ありがたい外商顧客」だからこそ「ラウンジ」を利用してもらう! それは最もなことと思えるからです。
ただし、「ラウンジ利用権利」が得られる「年間買い物額」をクリアしたからといっても、それは「脱却の一歩」を踏み出しただけにすぎません。
とはいえ、まずは「ラウンジ利用権利」が得られる「年間買い物額」をクリアすることが先決でしょう。
まとめ
底辺外商顧客を脱出するためには、紛れもなく「年間買い物額」を多額にすることです。
しかしながら、いくら使えば良いのか具体的に考えたことはありませんでした。
そのために、SNS担当者に振り分けられただけで「あ〜底辺外商顧客〜」なんて叫んでしまう人も多かったはずです。
今回は強引に「ラウンジ利用権利」が得られる「年間買い物額」を基準に、底辺外商顧客脱却のボーダーを考察してみました。
百貨店側から考えれば、意外とその考え方は「強引」ではないと考えます。

『当百貨店でそれだけお買い上げいただければ 当百貨店のラウンジを(とりあえず)お使いください』
そんな声が聞こえてきそうな感じがしますね。笑
底辺外商顧客を脱却したいと望む人は人それぞれだと思います。
これから長く付き合っていける「身の丈に合った自分の百貨店」を見つけるには、「ラウンジ利用権利の年間買い物額」を参考にするのも良いかもしれませんね。

皆さんはどこの百貨店が身の丈にあっていますか?

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